病院の広報担当者さま必見!病院ホームページを活用した広報活動について
そもそも広報とは?
辞書によると『官公庁・企業・各種団体などが、施策や業務内容などを広く一般の人に知らせること。また、その知らせ。』
となっています。
広報のメインは、自院の診療科目や取り組んでいる活動などを外部に発信する「院外広報」、つまり情報発信やPR活動ですね。
しかし、広報という言葉に確かな定義がないのも事実です。「広報の定義とは」と聞いた場合、おそらく、十人十色の答えが返ってくるかと思います。企業においても広報部門と宣伝部門が一つに纏まっている場合もあれば、広報部門でサービスや商品ごとに担当が細分化されていることもあるので、イメージの共有が難しいです。
広報の手段として紙媒体やメディア、説明会など様々ありますが、今回は病院ホームページを活用した広報について記したいと思います。病院の広報担当者の方も今一度、広報について考えてみてはどうでしょう。
ホームページにおける広報とは
病院ホームページを活用した広報とは、まず自院の伝えたい事や方向性、つまり"コンセプト"を決める所から始まります。病院としてのコンセプトが決まれば、病院広報担当者が考えないといけないのは"どのように伝えていくか"です。
コンセプトは皆様の病院の理念・ビジョン・方針にあたるかと思います。イメージしやすいのはディズニーやソフトバンク、楽天など創業者の想いや情熱から生まれているコンセプトがあります。まずは自院のコンセプトを振り返って整理するところから始めましょう。病院のコンセプトに従って広報活動を行うのが重要なポイントです!
しかし実際問題、コンセプトを決める際に病院の理念や方針などを考えてしまうと、結構難しかったりして煮詰まってしまうことがあるかと思います。そんな時は部署メンバーや他部署のスタッフと話し合うことが大切となります。
患者からどのような病院だと思われたいか、病院の自慢できる・自慢したいポイントは何か、他の病院と比較して差別化できるポイントは無いか、自院の弱い部分は何か、今後伸ばしていきたい点はどこか、等をディスカッションすることをオススメします。そうすることで自分だけの意見や評価だけではなく、他の人の意見や評価を知ることで新たな視点や発見が出来て、伝えていくべきコンセプトがより明確になっていくかと思います。
コンセプトの伝え方
コンセプトが決まったら、次にどのように伝えていくか、手段を考える必要があります。その際、伝える手法として直接伝えていく方法と間接的に伝えていく方法があるかと思います。
冒頭で『広報のメインは、自院の診療科目や取り組んでいる活動などを外部に発信する「院外広報」』と記載しましたが、広報で大事なポイントは院外広報だけでなく『院内広報』も非常に重要です。
つまり院外広報を直接伝える手法だとすれば、院内広報は間接的に伝えていく手法にあたります。新しいイベントや取り組み、入職者情報など院内のスタッフに知らせる「院内広報」も院外広報と同じくらい重要です。決まったコンセプトを院内で共有することで、"人"つまりスタッフにコンセプトを体現してもらう手法を取ることで、直接患者様に触れ合うスタッフ一人ひとりが広報の役割を担うことになり、認知度の拡大・普及の増加に繋がることになります。
病院広報担当者の仕事では社外広報だけでなく社内広報も同時に行うことで、各々にコンセプトを意識させる・考え方を育てる、という事も大事な役割となります。
病院ホームページの広報について
コンセプトや伝え方が決まれば、病院ホームページで情報発信・PR活動を行っていきましょう!
ホームページで情報発信と言えば、定期的なページ更新やブログ記事作成などの更新業務です。医療機関様の抱えるお悩みと一つとして、記事作成しないといけない事は分かるけど何を書いたらいいか分からない、各部署が記事作成に非協力的で記事原稿が集まらないなどあるかと思います。
次回ではそんなお悩みを解決するべく、どのような記事を作成していけばいいか、各部署からの原稿の集め方などについて書きたいと思います。次回記事まで待てない!というご担当者様はお気軽にご相談くださいませ。