【web担当者必見!】適切なタイトル・キーワード設定の考え方について(前編)
皆さんは「定期的にコラム記事を書いてはいるけど、イマイチ病院ホームページや看護師採用ホームページの検索順位が上がらないな~」などのお悩みはありませんか?またそのような状況に陥ってはいないでしょうか?
実は全国の病院を回る中でWEB担当者様からそのような悩み事を聞く事が非常に多いです。
(安心してください!悩んでいるのはご担当者様お一人だけではないですよ。)
それがちょっとした工夫とテクニックで解決が出来るかもしれないというのが本コラムの主題です。本日はその解決策の糸口を見つけられるかもしれない「内部SEO(メタ設計)対策」について、設定方法や考え方をご紹介したいと思います。
【この記事を読むに掛かる時間:3分】
そもそも内部SEO(メタ設計)対策とは?
まずは「内部SEO(メタ設計)対策」って何?というご担当者様向けに言葉の意味をご説明します。
その前にSEO対策とは大きく外部SEO対策と内部SEO対策の2つに大きく分類されることを理解ください。
まず外部SEO対策は自院ホームページ外で行うSEO(SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化を意味する言葉。 検索結果で自院ホームページがより多く露出されるために行う一連の取り組みのことを「SEO対策」と呼ぶ。)で、外部からのアクセスを増やすため被リンク数を増やす等の施策などを行います。
一方の内部SEO対策はその名が表す通り自院ホームページ内で行うSEO対策です。具体的には「メタタグ(メタ要素)を最適化する」・「ホームページの構造化を最適化する」・「サイトマップを正しくGoogleに認識させる」・「パンくずリストを作成して階層を最適化する」等がありまして、その中から本コラムでは「メタタグ(メタ要素)を最適化する」についてお話します。
そもそも何故内部SEO対策が必要なのかと言うと、検索エンジンで検索結果を管理しているGoogleに対してページのコンテンツ内容を適切に伝えるために必要になります。
検索順位というのは、
①クローラー(Googleの全世界のホームページ情報を収集するプログラム)が巡回する。
②ホームページのインデックスされる。(ホームページに掲載されているコンテンツ情報がGoogleのデータベースに登録されること)
③検索順位の決定される。(Googleにインデックスされた情報を元に、検索アルゴリズムにより順位を決定)
という大まかでありますが、この3ステップで決定されています。
Googleは検索しているユーザーに対して、出来るだけ良質で探している事と関連が強いコンテンツを上位に表示させ、ユーザーの問題解決の手助けをしたいと考えているわけですが、いくら皆さんのホームページが良いコラムを発信していても、それが正しくインデックスされ、かつ検索アルゴリズムにより良質だと判断されなければユーザーの目に触れる機会はありません。
よって内部SEO(メタ設計)を適切に行い、Googleに良質なコラムだと認識してもらった上でユーザーへの露出機会を増やさねばなりません。
タイトルタグの付け方について
タイトルタグとはページタイトルを指定するためのタグの事を言います。
上記画像の赤枠内が検索エンジン上に表示される「タイトル」になります。タイトルタグに入れた内容はコラム記事のタイトルではありません。検索結果として表示される文章がタイトルになります。御覧いただいた通りタイトルタグはそのページの内容を最も簡潔に表すものになるので、内部SEO対策のメタタグ要素の中で最も重要な要素と言われています。
検索するユーザーはまずタイトルを見て、そのページが自分の求めている情報があるかどうかを判断します。つまりタイトルタグの付け方によって、どれだけ多くの検索ユーザーに自院ホームページを閲覧してもらえるかが決まるといっても過言ではありません。そのためタイトルタグに設定する内容はよく考えて設定する必要があります。
SEOに最適なタイトルを作るために注意する8つの事
①検索でヒットさせたいキーワードは必ずタイトルに含む!
まず重要な事は検索でヒットさせたいキーワードは必ずタイトルタグに含むことです。例えば弊社ホームページ制作のホームページであれば、「病院ホームページ制作」でヒットさせたいと考えているので、タイトルには「病院」「ホームページ」「制作」の3キーワードを盛り込んでいます。また地名に関するキーワードも入っていると集患や採用に効果を発揮するかもしれません。
②記事と関連する重要なキーワードはタイトルの前方に設置する!
検索でヒットさせたい、コラム記事の主題キーワードほどタイトルの前方(左側)に置きましょう。例えば「病院」「ホームページ」「制作」の3つのキーワードで検索上位を狙っていく場合なら「病院ホームページ制作なら●●にお任せください!」のようなタイトルにするという事です。ここで大事な事はタイトル前方(左側)から重要キーワードを配置し、タイトルの中で「病院」「ホームページ」「制作」を付ける順番も意識する事です。
☆検索結果の左側に検索ユーザーの視線は集中しやすい。⇒そのため注目されやすい左側に重要キーワードを入れたほうが検索ユーザーの目に止まりやすくクリックされる確率も高まります。
☆後ろに近いテキストほど省略される危険性がある。⇒スマートフォンでの検索では20文字を超える部分は省略される可能性があります。必ず省略されるわけではありませんがその点も考慮しましょう。
③タイトルタグには同じキーワードを何度も入れない!
タイトルタグ内には重要キーワードを入れないといけないと記載しましたが、何度も同じキーワードを繰り返し記載するのは避けましょう。Google側からスパム行為と見なされてペナルティを受け、検索順位圏外まで順位を落とされる危険性があります。不自然に同じキーワードがタイトルに何度も出ないように気をつけて設定しましょう。
④コラム内容がすぐに分かるタイトルを付ける!
今までご紹介してきたテクニック的な事も重要ですが、ユーザーに対してコラム内容がすぐに分かるようなタイトルを反映させる事も重要です。つまりユーザーがコラム内容を正確に想像できるタイトルを設定するという事です。
設定したタイトルとコラム内容にギャップがあると「イメージしていた、求めていた情報と違うな・・」とユーザーは感じて、ホームページから離脱してしまいます。さらにユーザーは「求めていた情報がない、クリックして損をした」と悪い印象を抱いてしまう可能性があり、病院ホームページ全体のイメージが悪くなってしまうかもしれません。コラム内容を正確に表現したタイトルをつけることは本質的な部分で重要となります。
⑤コラム内容に関係ないキーワードは入れない!
④で記載した事と関連しますが、コラム内容と関係ないキーワードはタイトルには設定してはいけません。それは検索ユーザーの心理に立って考えてみると分かりやすいかもしれません。例えば「病院・クリニックのホームページ制作なら●●」というタイトルが付けられたホームページがあったとして、病院ホームページのリニューアルを検討している担当者がそのホームページを見ます。しかし、ホームページにはクリニックの制作実績や事例などしか無かったらガッカリしますよね?自分が期待していた内容が無い事が失望感に繋がるわけです。
という様に無理やり関係ないキーワードを盛り込むとGoogleと検索ユーザーから見放されてしまう恐れがあるので、皆さんのコラムタイトルには関係ないキーワードは設定しないようにしましょう。
⑥タイトルはキーワードを羅列するのではなく文章にする!
タイトルタグには検索順位の上位表示のほかにクリックをしてもらう役割があります。そのクリック率を高めるためにタイトルタグに設定する文章はキーワードを羅列するのではなく、意味が伝わる文章にすることを意識してください。
例)
×⇒病院・ホームページ・制作・●●
〇⇒病院ホームページ制作なら●●にお任せください
上記はかなり極端な例ですがキーワードだけを羅列することは避けましょう。
⑦各ページごとに適切なタイトルをつけましょう!
タイトルタグには必ずページごとに違うタイトル設定を行いましょう。これは多くの病院ホームページやコラム記事に見受けられる現象ですが、全ページ同じタイトル設定にされている事が非常に多いです。もしこのような設定がされている場合は直ちに修正を行った方がいいです。タイトルタグの重複が発生していると検索エンジンからの評価が低くなり、検索順位が中々上がらない原因となります。タイトルタグは検索エンジンのクローラー(Googleの全世界のホームページ情報を収集するプログラム)が各ページやコラム内容を認識するための重要な手がかりです。それが複数のページで全く同じだと、検索エンジンは各ページの内容を把握しづらくなります。
同じタイトルが重複しているという事は、本屋さんの本棚が全て同じタイトルになっている状態と一緒です。どれを選んでいいか混乱しますよね?同様なことが検索エンジン上で起こっているのです。
⑧タイトルの文字数はできるだけ30文字程度にする!
タイトルタグにはしっかりとした文章を記載することが求められますが、その際にはタイトルの合計文字数に気をつける必要があります。タイトルタグに入力する文字数は合計で30文字程度に収まるように意識して作成しましょう。この文字数をオーバーすると検索結果画面で文末が省略されてしまう可能性があります。
しかし必ず30文字以内にしないといけないルールはなく、明確な意図がある場合は30文字を超えてしまっても特別問題はありません。重要な部分は表示されるから、文末が省略されても問題ないと自分で判断出来る場合はいいので柔軟に対応する事が求められます。
まとめ
ここまで御覧いただき、ありがとうございました。
少しテクニック的なお話ではありましたが、本質を理解しやり方を覚えれば自院のマーケティングや広報に活かせる内容ではないかと思います。私達制作のプロは当然これらのことを踏まえてお客様にご提案するのですが、コラムを書かれるのは病院担当者様です。
本コラムで紹介させていただいた内容を御覧いただき、コラム作成に繋げていただければ幸いです。キーワードの設定についても記載したかったのですが、タイトルの設定だけで長文になってしまいましたので・・次回後編という形でご紹介させていただきます。
ではまた後編で!